ホワイトニング (自由診療)


歯のホワイトニングは、歯の表面を薬剤を使い、化学的に白くする方法です。

 

一般に認知されつつある「エステサロンでのセルフホワイトニング」とは効果も目的も異なる方法です。

 

ホワイトニングの方法は、以下の3種類が一般的です。

 

オフィスホワイトニング

 

歯科医院で短時間に行う方法です。その日のうちにホワイトニング効果を得るため、高濃度の薬剤(過酸化水素23%)を使用します。その為、知覚過敏症状が現れることもありますが、数日で回復する程度のものです。当医院では、新技術(可視光応答型光触媒V-CAT=TiO₂-xNx)の応用により、比較的低い過酸化水素濃度での高いホワイトニング効果と低刺激性を両立させた、新しいオフィスホワイトニング剤(国内メーカー)を使用しています。

ホワイトニング後は、白さが永久に続くものではありません。ほとんどの場合、歯の色は元に戻っていきます(後戻り)。オフィスホワイトニングの効果持続期間は、平均3~6ヶ月です。

1回で満足いく効果が現れなかった場合は、5日以上間隔をあけて2回行うこともあります(追加費用はかかりません)。

 

当院でのオフィスホワイトニングの費用

 

前歯12本(上下3番~3番)= ¥31,200(税別)

*1本からも可 = 1本¥2,600(税別)、上顎前歯6本 = ¥15,600(税別)

 

ホームホワイトニング

 

ご自宅でマウストレー(マウスピース)に薬剤を塗布して、ご自身で行う方法です。

初診時に、マウストレーを作るための歯型を取ります。再診時に、マウストレーとホワイトニング剤をお渡しします。使用方法の説明をしますので、どなたでも安全にご使用いただけます。

1日に1回、2時間以内の装着で、経過を見ながら使用期間を判断します(最長2週間まで)。薬剤がなくなった場合には、追加することもあります(追加薬剤別料金)。

ホームホワイトニングで使用する薬剤は、オフィスホワイトニング剤より低濃度の過酸化水素(10%)を使用しているので、知覚過敏も起こりにくく長時間の使用でも歯にやさしいと言えます。

ホワイトニング後は、白さが永久に続くものではありません。ほとんどの場合、歯の色は元に戻っていきます(後戻り)。ホームホワイトニングの効果持続期間は、平均6ヶ月~12ヶ月です。

当院では、日本人に合うように調整された、国内メーカーのホームホワイトニング剤を使用してます。

 

当院でのホームホワイトニングの費用

 

上顎のみ = ¥20,000(税別)マウスピース、ケース、歯ブラシ セット

上下顎 = ¥28,000(税別)マウスピース、ケース、歯ブラシ セット

 

マウストレー(マウスピース)= ¥5,000(税別)紛失、破損等で作り直すとき

追加ホワイトニング剤 1本(2.5ml)= ¥2,500(税別)

 

デュアルホワイトニング

 

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行う方法。

それぞれの方法の長所をいかせるため、最も歯を白くすることができます。効果持続期間は、平均12ヶ月~15ヶ月です。

お時間と費用に余裕のある方にお勧めです。

 

当院でのデュアルホワイトニングの費用

 

上記のオフィスホワイトニング費用+ホームホワイトニング費用から、15%OFF。

 

マウストレー(マウスピース)= ¥5,000(税別)紛失、破損等で作り直すとき

追加ホワイトニング剤 1本(2.5ml)= ¥2,500(税別)


セルフホワイトニング

 

エステサロン、専門店などで受けることができる歯のホワイトニングです。

歯のホワイトニングなど、口腔内に触れることができるのは歯科医師・歯科衛生士に限られます。また、使用する機材、薬剤も歯科医院で使用するものは使えません。歯科医師が常駐していれば問題ありませんが、歯科衛生士のみでは違法です。

 

薬剤の違い

 

歯科医院で使用する「過酸化水素」「過酸化尿素」に対し、サロンでは「ポリリン酸Na」「重曹」「炭酸カルシウム」などです。これらの成分には、歯を漂白する作用はありません。一般に、歯磨き粉やホワイトニングジェルなどに含まれているもので、だれでも使用可能です。歯科医院でポリリン酸ホワイトニングを導入しているところは、ポリリン酸Na+過酸化水素で行うため、サロンで行うホワイトニングと効果は違います。

 

施術の違い

 

歯科医院と違って、サロンでは、お客さん自身が、自分で施術のすべてを行います。危険な薬剤は使用していないので、特に問題はありません。

 

効果の違い

 

歯科医院で行うホワイトニングは、薬剤による漂白の効果がありますから、歯の深部の着色まで分解することができます。効果持続期間は上記の説明の通りです。これに対して、サロンで行うセルフホワイトニングは、歯の表面の着色を薬剤で分解、浮き上がらせて除去するに留まります。つまり、その人が持つ本来の歯の色以上には白くなりません

したがって、セルフホワイトニングの効果持続期間は3週間~1か月程度です。

良心的なサロンでは、施術後の効果を長く保つように、ホワイトニング用の歯磨き粉やジェルの使用を勧めます。本来、歯磨きをしっかりする習慣をつければ、着色による歯の変化は、半年くらい予防することができます。

セルフホワイトニングは、つまり、歯科医院で行う「PMTC」歯科衛生士による機械的清掃(歯のクリーニング)と全く同じものだと言えます。それ以上のものでもそれ以下でもありません。

 

費用の違い

 

サロンや専門店でのホワイトニングの費用は、非常に安価なのが魅力です。

費用に関しては、お客さんのニーズに答えていて良いと思います。

ただし、効果持続期間が短期間なので、サロンは、1か月に2度、少なくとも1か月に一度、継続的に来店を勧めています。そう考えると、手間と費用は、歯科医院に通うほうがメリットが大きいことがわかります。